10月の雑感&感懐

すっかり秋も深まりました。
一年の流れは早いですね。
先日まで猛暑だったのが嘘のようです。

さて、この秋も色々演奏会を行っています。
まずは長年お世話になっている合唱団の定期演奏会。
それも10周年記念となる節目の公演となりました。
今までの想い出の曲が多数盛り込まれ、当然曲数も多い中、
皆さんの熱唱は素晴らしいの一言でした。
声を出して皆で合唱するのは楽しいなぁ!と、
指揮を振りながら、つい歌っている私もありました。
今までしっかりと体系的に曲のレパートリー創りを行い、
数多くの難曲も歌って糧にして来ました。
ここでは合唱を通じ、共に人生も楽しんでいます。

障がい児・者と共に楽しむことが出来る
クラシックコンサートにも今年も出演しました。
ともすれば敷居が高くなりがちな
クラシック音楽のコンサートに、
障がいのある人もない人も子供も大人も共に集い、
音楽を身体中で楽しむことが出来るコンサートです。
今年も新作オペラで楽しいひとときをお贈り出来ました。
また何時でも開催出来たらと思います。

話は変わって・・・
今はどこの劇場でも、原語公演が主流です。
東京都民約1300万人中、数万人と思われる
少数ののオペラファンの拡大の為に、
何故、日本のオペラ団体は訳詞公演を積極的に
行わないのか全く理解出来ません。
楽しめてこその娯楽。
もっと積極的に、オペラで大衆芸能を目指すべきです。
上記の公演をはじめ、私のコンサートは
殆どがその趣旨を持ちたいと思っています。
そんな中で、今月学校でオペラを教えた生徒の
リサイタルに賛助出演させて頂きたのですが、
その方も、日本語での歌を大切にされていて、
久しぶりに嬉しく思いました。
益々活躍して貰いたいと心より思います。

9月の雑感&感懐

暑い夏もようやく過ぎ去った感が致します。
この夏も酷暑の夏でした。
まだまだ暑い中、9月のはじめには「泣いた赤鬼」の本番。
作曲家の松井和彦先生直々の指揮と演出による公演。
もう数えきれない程、この作品を歌わせて頂きましたが、
毎回新しい発見があり、それを見つける事も楽しみとなりました。
歌える間に、一人でも多くの方々に自分の赤鬼をご覧頂ければ幸せです。

若手の出演するオペラ公演も鑑賞しました。
こちらの素晴らしいのは全幕公演する事。
若手にとって全幕勉強する事は、将来、大変良い糧となります。
あと最近感じる事。この公演だけでは無いのですが、
皆、声に頼りすぎている歌手が多いように思います。
声を息に乗せて歌うベルカントのお手本のような声を教示してくれる歌手も
今や居なくなりました。
これからのオペラ界には、大変重要な課題でもあります。